FC東京は2ndステージ開幕戦で大きな課題を突き付けられた。1stステージは2位と躍進して迎えたこの一戦で川崎Fに0-2と完敗。今夏に移籍した、FW武藤嘉紀の“不在の在”は明らかだった。
今季のFC東京は、武藤の独力での突破と、豊かなスピードを生かしたサッカーへと大きく舵を切った。彼が抜け、攻守で大きな穴がポッカリと空いてしまった。背番号14が先陣を駆るカウンターはチームの代名詞となり、前線からの献身性も大きな助けとなってきた。そのどちらもが欠けたいま、同じ戦術の継続には疑問符が付く。この日も、…