守護神の活躍が後半の巻き返しを呼び込む
「浦和は強い。スキがないチームで、守備も堅く攻撃力もある」。森保監督の戦前の評価は正当だった。前半は浦和が攻守両面で上回って完全にゲームを支配。柏木が巧みにタクトを振るい、高木と武藤の2シャドーと両ワイドがスペースへ走り込んでゴールへ向かっていく。広島は浦和の緩急のある攻撃に対応できず、ボールを奪ってもすぐに奪い返された。「一方的にやられて、2点、3点入れられてもおかしくなかった」(森保監督)内容でも広島が1点のビハインドに食い止めることができたのは、林の存在があったから。25分…