広島は危なげなく初戦を飾るも、負傷者続出
前回3位のオセアニア王者、オークランド・シティーと3年ぶりの対戦となった広島は5日前のチャンピオンシップ決勝第2戦(G大阪戦・1△1)から先発6人を変更。エースの佐藤をベンチに置き、最前線の皆川の背後に浅野と野津田を並べる布陣で臨んだ。
雨模様の中、左右のCBと青山を中心にボールをつなぐ広島はウイングバックの柏と清水を高い位置に押し上げ、左右からのクロスでチャンスを作る。すると9分、サイドチェンジを受けた柏が右サイドでしかけて得たCKからショートコーナーを選択。野津田がカットインから左足のシュートに持ち込むと、GKスプーンリーがはじいたボールを皆川が押し込んで広島が先制した。理想的な先制点を挙げた広島だったが、14分に野津田が相手DFの岩田と接触して右足を負傷し、柴﨑と交代。そこからは中盤の下がり目にゾーンを敷き、カウンターを狙う展開となる。前半の広島のボール支配率は29%だったが、塩谷のパスから皆川がGKと1対1になるなど、チャンスの数では相手を上回った。
後半も…