その名を刻んだ男たち DF 5 古賀 正紘（アビスパ福岡）インタビュー②

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――多くの監督から指導を受けてきましたが、最も影響を受けた監督は誰ですか？
「影響という意味ではいろいろな方から影響を受けました。最初にU-17日本代表で松田保監督、井原さん（井原正巳監督／福岡）の恩師にあたる方ですけど、松田さんから学んだことは多かったです。自分の知らない知識や考え方というのはあの当時、自分の中で発見が多かったです。プロに入ってからだとベルデニック監督もすごかったし、たった1年しか一緒に戦えなかったですけどセフ（フェルホーセン監督）もおもしろかったですね。典型的なオランダのやり方で、［4-3-3］でウイングがしっかり外に張って、どういう風にボールを回していくのか。今までにない練習でしたし、面白かったですね。あとは石﨑さんですね。僕が柏に移籍した直後にみんなが『イシさんのために頑張る』と言っていたのが、自分には違和感があったんですよ。それまで自分は監督のために頑張るとか言ったことも考えたこともなかったので『何なんだろう』と思っていたんですけど、2、3カ月後には自分も言っていましたね（笑）。チームに一体感があったし、あんな雰囲気作りができる監督というのはなかなかいないと思います。マネしてできるものではないと思います」

――印象に残っているチームメートはいますか？
「ありきたりですけどナラさん（楢﨑正剛／名古屋）はすごかったですね。能活さん（川口）という素晴らしいGKとも磐田で一緒にプレーしましたが、ナラさんとはずっと10年近く、バリバリの代表のときから一緒だったので。あの人は…