Feature 特集

その名を刻んだ男たちMF 8 宮沢 正史(FC岐阜)インタビュー①

2016/1/11 11:30 3


Photo: © J.LEAGUE PHOTOS

出会い、経験。その財産をこれからのサッカー人生に生かしていきたい

最後に決めるのは自分自身

――15年間お疲れさまでした。引退されての心境はいかがですか。
「まだ実感がまったくないですね。例年と同じようにシーズンが終わって、来シーズンに向けて休んでいる、『本当に引退したのかなあ』という感じです。ただ、悔いはないです。もっとやりたい気持ちとか、あのときこうしていれば良かったとか、いろいろ考えますけれど、気持ちは本当にスッキリしています」

――引退を決めた理由は何だったのでしょうか。
「来年(2016年)もやろうと思えばやれますが、次のステップに行こうと。家族といろいろな話をしながら、37歳という年齢までできたことはすごいことだと思いますし、目標にしていた年齢なので、『よく頑張ったな』と自分に言ってやりたいですね(笑)。プロ選手になり30歳までを目標にして、大卒10年の32歳、35歳、次は37歳と段階的には来ました。40歳までできれば最高だったとは思いますが、37歳も目標にしてきた年齢なので、良かったなと思います」

――引退は自分の中にしまい込んでいたそうですが。
「言わなかったですね。移籍も含め、これまでいろいろなことを経験してきましたが、最後に決めるのは自分自身。うまくいかなくても、うまくいっても、誰かに相談したり、『ああしたら良かった』と後悔したりするよりかは、自分で決めたことは自分で責任を取る。それも(キャリアの中で)学んできたことの一つです。今季(2015年)に関しては、(岐阜が)残留争いをしていましたし、それ(引退する意志の表明)がチームにとって良くないこともあります。もちろん、チームがまとまるようなところもありますが、余計なことは(チームのみんなに)考えさせたくなかったので、黙っていようと決めていました」

――では37歳まで自分を突き動かしてきたモノは何でしょうか。
「サッカー大好き。いまでも大好きです。見るのも大好きだけど、ボールを蹴るのが大好きというのは子どものころから変わっていないですよ(笑)。引退しても…

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