Feature 特集

その名を刻んだ男たちMF 8 宮沢 正史(FC岐阜)インタビュー②

2016/1/11 11:30 0



――02年には優秀新人賞も獲得されています。
「優秀新人賞は3人いました。坪井(慶介/浦和、現・湘南)、俺、(小林)大悟(東京V、現・ニューイングランド・レボリューション/米国)。新人王は坪井でしたけど、新人賞を獲れるなんて思いもしなかった。それも原さんが使ってくれて、いろいろなチームメートもそうですし、良い先輩も多くて。それにしても、戸田さん(戸田光洋/FC東京、現・岡山コーチ)とナオ(石川直宏/FC東京)は最高のパートナーですよ。彼らがいなかったらどうなっていたかと思うぐらいの」

――“出し手“の選手としては欠かせない阿吽の呼吸というか。
「本当にそう。見なくても分かりますからね。走ってくれているというのが分かる。あれはもう、絶大な信頼がありました。お互いにリスペクトして、(向こうはボールが)来るということを分かっていますし、(僕は彼らが)走るということも分かっていますし、最高のパートナーですね」

――そんな宮沢選手の糸を引くような長短のパスについて、原監督が「キックフォームが誰よりも綺麗だ」とどこかで言っていたのを覚えています。
「ありがたいですよね。『キックフォームが綺麗』というのはたくさんの方に言われるんですけど、これは本当にうれしいんです。パスで生きてきた人間として、そのフォームが綺麗というのは、なかなかうれしいことですよ。もちろんパスの質が一番でしょうし、その質を求めてきたわけですけれど、そのフォームが綺麗というのはうれしいなあ」

移籍の決断。大分での経験

――07年、そんな時を過ごしたFC東京を離れることになります。どのような思いだったのでしょう。
「(残って)東京でやるか、大分に移籍するかというところで、タイミング的にもチャレンジしたほうがいいんじゃないかなと決断しました。東京を離れるのは寂しかったですし、いろいろなことを考えながらチャレンジしようと大分に行ったわけですが、…

続きは以下のサービス
でご覧になれます。

ELGOLAZOが総力をあげてJリーグ・日本代表情報を深く、鋭く、そしてどこよりも熱くお届けします!

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会