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苦節4年。大きな足跡を残した仙台の財産
12年、仙台が優勝争いをしていたシーズンにCBでコンビを組んでいた二人が、このオフにチームを去った。鎌田次郎、そして上本大海。それぞれ、仙台に大きな足跡を残してきた選手だった。
上本は12年に仙台に加入。開幕戦となったJ1第1節・鹿島戦(1○0)で無失点に抑えるとともに、「何年かに一度、大事な試合で決めてきた」(上本)というゴールで勝利に貢献。その後も主力として活躍し、速さと強さを兼備した守備でチームを支えた。だが同年の第31節・C大阪戦(1△1)で右ひざ前十字じん帯断裂の大けがを負ってからは、長く負傷に苦しめられた。
仙台での4シーズンは彼にとっては不本意な時期もあっただろう。しかし、…