Photo: Norio Rokukawa
今回の結果は良いことずくめ
最高の結果に終わった。韓国の思いを打ち砕く勝利ということでも、意味のある優勝だった。彼らはすぐには自信を回復できないだろう。本当に落ち込むからね。そうしてU-23日本代表は韓国のハートを打ち砕き、またA代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督にプレッシャーを掛けた。ハリルホジッチ監督は、「こいつはA代表でも使えるな」というように見ていたはず。たとえば、遠藤航はA代表でも、これまでの“お客さん”ではなくもっとできる。CBの岩波拓也と植田直通の二人も、A代表に入ってトライしてもいい。右SBの室屋成も、選出があるかもしれない。
こう考え始めてみても、今回の結果が良いことずくめであることは確かだ。ただ、本大会に行ってどうかというのは誰にも分からないこと。目標のレベルは上がって、メダル獲得になる。日本人はそれを期待しちゃうだろうからね。それでも、4チームでの予選リーグ、そして決勝トーナメントという6試合を戦う、良いシミュレーションになった。
内実を見ると、初戦の北朝鮮との試合をなんとかモノにしたことで、…