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敗れこそしたが熊本がペースをつかむ時間帯も長かった1月31日の千葉戦(1●2)と違って、終始相手に主導権を握られる展開となった鹿島戦。その最も大きな要因は、熊本の持ち味である積極的なプレッシングを表現できなかった点にある。
「鹿島の選手がうまくてつながれてしまうので、どうしても後ろに下がってしまった」と巻。「全員のちょっとしたスライドのスピード、出て行くスピードが少しずつ遅れた」と岡本が振り返ったとおり、ボールへのアプローチという面で、わずかな出足の遅さ、間合いの甘さがあったことは否めない。結果として鹿島の選手にとってはフリーに近い状態でボールをつなぐ余裕を与えてしまうことになった。加えて、「相手も速いから、…