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今季の新体制発表の場で関塚監督は、「(選手を選ぶ上で)名前からは入りたくないし、今季は特にしてはいけない」と話した。つまり、レギュラーをつかむには、フラットなポジション争いを勝ち抜く必要があるということだ。裏を返せば、若手でも結果を残せばピッチに立つことは可能。実績を持つ選手でも、定位置の保証は一切なく、高い競争意識の下で切磋琢磨する必要があるのだ。
特に今回の宮崎2次キャンプを見ると、その傾向は顕著である。「いまはAチーム、Bチームを分けているわけではない。いろいろな組み合わせとか(コンディションによる)足の張りとかを含めて、中1日の試合で選手を分けている」という指揮官の言葉どおり、ニューイヤーカップはさまざまな選手を満遍なく起用した。その中で2日の福岡戦は初戦から布陣を大幅に変更。2試合連続で先発起用となったのは…