派手ではないが、組織で働ける選手を的確に補強
今オフ、鳥栖は監督人事で注目を集めた。大型スポンサーの後押しを受け、バイエルン・ミュンヘンなどでブンデスリーガ制覇の経験を持つフェリックス・マガト氏の招へいを目指した。だが、土壇場で破談し、監督が決まらないまま越年。年が明けて1月7日、前FC東京監督のマッシモ・フィッカデンティ氏とスピード合意に至り、監督人事による混乱を最小限で収められたのは不幸中の幸いだった。
フィッカデンティ監督の就任により、鳥栖が目指すのは規律のある守備をベースとした堅守速攻スタイル。これは鳥栖の伝統とも言えるもので、いわば…