Photo: © J.LEAGUE PHOTOS
勝ちに行く試合ではなかった
広島とG大阪。この数年、互いに何試合もやってきて、選手個々の特徴まで分かっている。新戦力にしても、アデミウソンのことは横浜FMと対戦して知っているし、清水にいたピーター・ウタカも知らないわけではない。さらに、互いにミスをしないから試合はこう着する。積極性にしてもそうだ。ACLの開幕とリーグ戦の開幕を間近に控えている状態。だから“絶対に勝ちに行く”というゲームではない。これは仕方ないこと。マイクを向けられると「勝ちに行く」と話すだろうが、そこまで高まっていないのは分かる。特に前半は、互いに後ろでゆっくりとボールを回して、守備では前線からプレッシャーをあまり掛けず、最終ラインが下がらないようにしながらブロックを作ってカウンターを狙っていた。前に行かないから、どうしてものんびりとした展開になった。
その中で佐藤が…