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期待とプレッシャー。乗り越える“ 覚悟”
昨季ブレイクした浅野は今季、クラブから背番号10を託された。
もっとも、1月初めにクラブから打診されたときは驚きのほうが大きかったという。高校3年間は16番を着け、広島に加入してからは29番を着けてきた。これまでのサッカー人生でも10番を着けてプレーしたことは数えるほどしかない。もちろん10番が特別な意味を持つ番号であることは理解しているが、浅野にとっては佐藤が背負う11番への思いが強く、「11番を着けるまでは29番でいい」とまで思っていた。広島の10番の系譜を振り返ってみてもさまざまだ。髙萩洋次郎(現・FCソウル)や柏木陽介(現・浦和)ら近年は攻撃的MFが着けてきたが、過去には久保竜彦やウェズレイらストライカーが着けていた。今季からは浅野が新しい紫の10番像を築いていってもらいたい。
10番を託したクラブの浅野への期待は大きい。そして新ユニフォームの…