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■川崎フロンターレ
前節は王者相手に勝利。ただし、目標は最後に頂点に立つこと
昨季の覇者である広島を前節、アウェイで下した(1○0)ことがもたらす影響は大きい。ただ、意味のある勝利ではあるが、倍の勝ち点を得られたわけではない。“単なる1勝”と割り切り、次へ目線を向けることも必要だ。何せチームの目標は最後に頂点に立つことで、王者を倒すことだけが目標ではないからだ。第2節はホーム開幕戦であり、ここを落とせば前節の勝利も水の泡。確実に勝利を得なければいけない。
こういったプレッシャーと責任、そして…
■湘南ベルマーレ
互いに攻撃的なサッカーを掲げるライバルとの神奈川ダービー
新潟との開幕戦(1●2)で湘南が披露したフットボールは、流れの中から得点を奪うまでには至らなかったが、ゴールへ向かう縦への推進力はこれまでと一線を画していた。それはデータにも表れている。「ペナルティーエリアに入っていく回数、30m以内の進入回数、パス成功率など、昨季の新潟戦と比べてもはるかに上回っていた」と曺貴裁監督が言うように、その違いは明らかだ。だが、データだけで勝ち点を積み重ねていけるような簡単なリーグは存在しない。結果を振り返ればカウンターから2点を失っての敗戦。個々の集中力や…