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■名古屋グランパス
垣間見せた“連動サッカー”。理想はまだ遠く
結果を大前提に“5人目までが連動するサッカー”を追求する新生グランパス。お披露目となった磐田との開幕戦(1○0)ではロングボールを多用した名古屋ではあるが、決して理想をかなぐり捨てたわけではない。チームとしての共通認識は「ボールを取ったらすぐに遠くを見ろ」というモノ。あくまで目指すのはゴールであり、勝利である。199cmを誇るシモビッチが脅威になっていたからこそ、展開の中で「あれが一番有効だと思った」(矢田)とチームで共有し、意図的に背番号9の頭を起点に選手たちがシンクロしていった。これもまた、指揮官の言う“連動サッカー”の一部だろう。
もちろん「理想を…
■サンフレッチェ広島
王者としてこれ以上の公式戦連敗は許されない
1日に広島はソウルで1-4の大敗(ACL第2節・FCソウル戦)を喫した。これでACLは2連敗となり、リーグ開幕の川崎F戦(0●1)にも敗れているため公式戦3連敗。広島の16年は厳しいスタートとなっている。
結果を出せていない最大の要因は失点を重ねていることだ。リーグ最少失点を誇った昨季から守備陣の顔ぶれは変わっておらず守備戦術の変更もないが、…