■ヴァンフォーレ甲府
佐久間新監督の戦術以上に大切なこと
11年に三浦俊也監督がJ1第20節で解任され、佐久間悟GMが監督に就任した際の初戦も山形戦だった。そのシーズンの初勝利がホーム名古屋戦だったことも、2勝目となる勝利がアウェイの鹿島戦だったことも今季と同じ。歴史は繰り返すのか。ただ、J2降格は繰り返してはならない。
佐久間新監督は就任した試合3日前から山形対策の紅白戦を行った。先発組に対しては途中で試合を止めてセオリーやチーム・グループ戦術を明確に伝え直した。監督交代から間もない今節と次節・仙台戦は大きく変えることなく、勝ち点1をマストにした戦いをすることになるが、…
■モンテディオ山形
不動のメンバー。連係面のメリットを生かしたい
5連戦は2勝2分け1敗。最近4試合は負けなしとチームの歯車がかみ合ってきている。DF陣に長期離脱者がおり、チーム事情は厳しいままだが、ほぼ固定メンバーで戦いながらハードワークを維持し結果が出ている。その理由を石﨑監督は「選手は練習せんほうがいいんだから。それだったら試合やってたほうがいいじゃん」と語った。要は、連戦を戦う以上に通常の練習が厳しいということのようだ。
甲府戦に臨むにあたり、甲府の直近2試合が大いに参考になるはずだった。それは…