直近の J1第22節・名古屋戦(8月30日)における大島のパフォーマンスは、彼の持っている資質を考えれば決して褒められる内容ではなかった。単純なパスミスで反撃の契機を逸し、らしくないボールの失い方もあった。だが、それらのミスは決して回数が多かったわけでもない。それでも一つひとつが目立ってしまうのは、中心選手の証明でもあり、宿命でもある。
実際、不調の中でも相手のプレスを外す圧巻の技術を披露し、中村とのパス交換で相手の守備網を揺さぶるプレーはいつもどおり発揮できていた。中村と大島はセットでチームの“核”となる。これまで、それを彼らはプレーで印象付けてきた…