勢いを増して、リーグの“ラスト7”へ
11日の天皇杯準々決勝。名古屋4人目のPKが枠を外れ、名古屋サポーターの溜息が響き渡る中、清水の5人目、平岡がペナルティースポットに向かう。「プロで初めてPKを蹴ったが、相手が外していたので、気持ちはラクだった」(平岡)。じっくりと間合いをはかり、GKの逆を突いた。試合開始から2時間37分、清水の4年ぶりの準決勝進出が決まった。
この試合において、負けて得るものは何もなかった。リーグ後半戦10試合を終えて、まだ2勝。負けが込んでいるチームは、勝利を一つでも多く経験しなければいけない。リーグ戦の合間に行われた天皇杯だったが、勝つことが目的だった。
代表招集で欠場したノヴァコヴィッチ以外の顔ぶれは変わらないベストメンバー。直近の…