ポスト、そしてバーに阻まれること、合わせて3回。外した本人の責任か、また運に見放されたのか。本田圭佑にとって稀な光景であることに変わりはなかった。
17分、左サイドを攻め上がった長友佑都のクロスにヘディングシュート。これは目の前の右ポストに直撃した。完璧な崩しからのフィニッシュ。最後の仕上げだけが足りなかった。
後半早々の47分には右足を振り抜いた。カーブのかかった鋭いシュートは、今度はバーに当たる。そして65分、ボールは岡崎慎司、香川真司、清武弘嗣と完璧につながったカウンターから、最後はゴール前に詰めた本田の下に。しかし、ここでもシュートは眼前の右ポストへ。さすがに3度目となれば、本田も天を仰いで叫び、苦笑いを浮かべるしかなかった。
本田は試合後……