前半も遠藤保仁がボランチ気味に引いて対応する場面はあったが、明確に[4-2-3-1]となったのは今野泰幸が入った後半途中から。後方の素早いビルドアップから香川真司が高い位置でボールを受け、1トップの岡崎慎司と縦にリンクしながら左の清武弘嗣、右の本田圭佑と絡んでいく形は何度もチャンスを生んだ。象徴的だったのが65分の場面で、岡崎の落としを香川が受けて加速し、フリーの清武を経由してつながったボールは、本田のシュートがポストを叩く場面を演出。後半、最もカウンターがうまくハマった場面だろう。
「交代選手がうまく活性化してくれたと思っている……