好調時の川崎Fは失点が少ない。良い攻撃が展開できているときは自然と相手のチャンスも減るので、数字としてもそれが表れる。だが、夏明けから相手の川崎F対策に苦しみ、失点の不安が増幅し始めた。
そして5日のJ1前節・新潟戦では0-3という屈辱を味わった。「(自分たちが)チャンスを作れなかった」と登里は嘆くが、相手陣内深くまで押し込むこともままならないような状況で喫した3失点だった。
この状況から立て直す必要がある。そうでなければ今回のG大阪戦で、新潟戦以上の屈辱を味わいかねない。G大阪の躍進を支える宇佐美とパトリックの2トップに対して少しでもスキを見せれば、ゴールを割られてしまう可能性は高い。
パトリックは昨季の川崎Fで思うような結果を残せずにシーズン途中で甲府へと移籍。いまはG大阪で出色の活躍を見せている。古巣戦となる彼のこの試合に懸ける思いは相当なモノだと察する…