今季で15年目のシーズンを迎えている佐藤は、幾多のゴールを奪って記録を築いてきた。10月26日のJ1第30節・清水戦でリーグ戦二ケタ得点を達成して“11年連続二ケタ得点”という前人未到の記録を打ち立てたばかり。いまや、生きる伝説となりつつあるストライカーがプロ初ゴールを挙げたのは、15年前のナビスコカップだった。
ユースから昇格して市原(現・千葉)でJリーガーとなった佐藤は、00年4月12日に大分市営陸上競技場で先発出場を果たし17分にゴールを奪った。「プロになってファーストシュートを左足で決めることができた。すごくうれしかったし、それが自信になってリーグ戦の出場機会を得ることができるようになった」。当時の記憶はいまも色褪せずに残っている。
あれから14年が経ちJリーグを代表するストライカーとなった佐藤は…