アクションの数が増え、チャンスも増加
時間にしてわずか54秒。川崎Fは、中村憲剛のFKに谷口が頭で合わせて電光石火の先制点を手にする。「キックオフから一度もボールに触れることなく、相手にアドバンテージを与えてしまった」(西野監督)。粘り強い守備から入り、ボールを奪えば前へとアクションを起こしていく。名古屋の勝利プランは、気鋭CBのプロ初ゴールによって早くも崩れた。
痛恨の失点であるが、それでも名古屋はこの想定外のダメージを最小限にとどめる。ボールを回されても最後だけはやらせず、奪えば自分たちでボール保持の時間も作る。「前から行って、外されたらすぐにブロックを作る。奪ったら(人を掛けて)前に出ていく」(永井)。相手のパスミスから奪ったシーンこそ多かったが、…