韓国・仁川で行われているアジア大会。9月28日、U-21日本代表は、準々決勝でU-23韓国代表と対戦した。押し込まれる展開の中、88分、大島僚太がイ・ジョンホと競り合ってPKを与えると、これをチャン・ヒョンスが冷静に沈める。結局日本はこの1点に屈し、ベスト8で大会を去ることとなった。
一つの成長と、足りなかった力
必然だったのか、偶発的な事故だったのか。88分に喫してしまったPKからの失点のみにフォーカスするのならば、日韓戦の敗因は、後者に近いのかもしれない。大島僚太のプレーはノーファウルの判定でもおかしくない範囲であり、それを不運と見なすことはできる。
ただ、勝利に幸運が必要な展開だったとも言えるし、あれだけ押し込まれていれば、いずれは起きてしまったであろう事故だったという見方もできる。負けるべくして負けたとまでは言わないが、押し込まれ過ぎたとは言うべきだろう。もっと押し返す時間帯を作らなくては、やはり勝機は乏しかった。
立ち上がりから日本は総じて押し込まれてはいたが…