安定感あるプレーの数々。迫力のサッカーで大量点
大量得点での完勝に水を差すわけではない。ただ、この日の好内容はある意味、当然だった。
毎試合、目まぐるしく起用する選手を代えてきたハビエル・アギーレ監督が、ここへ来て選んだメンバー。それはザックジャパンに選出されてきた面々だった。武藤嘉紀以外の先発を全員、ブラジルW杯に出場した選手たちで固めた。システムは自らが貫く[4-3-3]と前体制とは違うものの、選手間にぎこちなさは皆無。DFからFWまで、スムーズにボールは流れていった。
遠藤保仁のチーム全体にリズムを作る働き、香川真司が中央からサイドと幅広い動きの中で見せたテクニカルなプレー。常に前を向いた状態でボールをさばける長谷部誠の安定感に、右サイドで鋭い読みを連発した内田篤人。見ていて安心感のあるプレーの数々。過去の4試合とは比べ物にならない試合運びだっただけに、…