甲府優勢の要因に、契約非更新選手の奮闘アリ
ピッチ外の動揺が悩ましい季節だ。来季の契約交渉が動き始め、戦力外の選手にはそれが伝えられる。甲府は加えて、城福監督の退任が決まるという大きな節目があった。しかし甲府を見る限り、クラブを去る人間の士気が落ちた様子はない。
FC東京戦で4カ月ぶりに先発起用されたのが、契約の非更新が発表されている水野だった。ジウシーニョ、松橋の負傷もあり、「やり続けている選手にチャンスを与えろと、神様が言っているなと思った」と城福監督は言う。そして水野は気持ちの入ったプレーを見せた。21分のミドルは「軽くガッツポーズの準備をしていた」(水野)ほどの決定機。これは惜しくも外れたが、…