前半は驚愕のボール支配率。“難しさ”を振り払って首位突破
前半の両チームのプレー数値は、驚愕の結果となった。シュート数は日本の7本に対して、ヨルダンは0本。しかし、それ以上に差がついたのがボール支配率。実に、日本が約75%も占有したのだった。 サッカーはパスをどれだけ回したかではなく、ゴール数を競い合う競技。とはいえ、これだけの数値の差が示すことは、お互いの力量差であることに変わりはない。後半にもヨルダン守備陣を自陣ゴール前に釘付けにするような攻撃を展開していった。
本田圭佑はヨルダン戦を控え、こう話していた。
「ヨルダン戦も入り方が大事になる。自分たちで難しい試合にすると戦力差があっても負けるのがサッカー。難しいサッカーにしていないところがここ2試合の良いところ。それを継続すること。3試合すべてで実現するのはサッカーでは難しい。でも挑戦したい」先制点を奪うことが何より機先を制することにつながる。そのゴールを奪ったのは、本田本人だった。イラク戦では3本のシュートをポストとバーに当ててしまったが、今回はしっかり右足で決めた。
大半の時間帯で主導権を握った日本。ただし、…