金沢は最終ラインに4人のCBを並べ、大久保へのロングボールを警戒していた。しかし横浜FCは、前節・栃木戦(1△1)と比べると明らかに長いボールを蹴ってこなかった。9分に松下の直接FKが決まったこともあり、パスサッカーにピッチの幅を使ったサイドチェンジも交え、金沢が築くブロックに左右の揺さぶりをかけていた。金沢はスライドの連続を強いられる中で、中盤のスペースをうまく使われ、相手の2トップに良さを出させてしまった。37分に「自分のファウルから失点したので、取り返そうと思っていた」と、太田がセットプレーから同点ゴールを決めたが、J2で初めて味わう苦しい前半だった。
追い付いて…