水戸、3戦未勝利の危機感がもたらした意識改革による勝利
水戸が苦しみから解放されたのは18分のことであった。CKからの展開、右サイドのパク・カンイルが上げたクロスを三島が胸トラップしてすぐさま右足を振り抜き、ゴールに突き刺した。開幕から288分目にして、はじめて迎えた歓喜のとき。今季初ゴールが決まり勢いに乗った水戸はそのあとも愛媛を攻め立て、再三決定機を作り出していった。そして、32分と54分にCKからゴールを奪い、これまでのうっ憤を晴らすかのような快勝を収めた。
前線から激しくプレスを掛け、愛媛のビルドアップを遮断。高い位置でボールを奪い、素早い展開から前線の三島の強さを生かして愛媛陣内に押し込み、チャンスを作った。「水戸は強かった」と愛媛の木山監督が認めるほど力強さがみなぎっていた。
開幕から…