スーパーリベロ・闘莉王。全得点に絡む活躍
試合前、西野監督は闘莉王に「攻撃に対しても積極的に参加していけと指示は出した」と明かした。「本人がどう感じていたのか分からないが」と前置きした上で「それが今日は有効に得点に結び付いた」と評価した。
湘南とのミラーゲーム。連戦の疲労からか、名古屋はボールホルダーにプレッシャーを掛けられず、容易に縦パスを許してしまう。決定機こそ作られなかったものの、湘南のクロス精度の低さやミスに助けられていた感は否めない。出足の速さ、球際への強度で後手に回り、後追いの守備が続いた。
そんな展開を、一つのプレーが変える。「怖さを見せないと相手はどんどん前に出てくる。(相手に)『出てきたらやられるぞ』というところを見せないといけない」。35分、相手のミスを突いて…