テーマは“我慢”。強力2トップに仕事をさせず
「狙いどおり。相手も狙っていたかもしれへんけど、それ以上の狙いどおり」。柏木はいつにも増して清々しい表情でそう話した。
浦和にとってこの日のテーマは“我慢”だった。前半はボールを支配しながらも、最も警戒していたG大阪のカウンターを避けるためリスクを負い過ぎることなく、サイドを使いながら攻撃をしかけていく。ボールを支配しているわりにチャンスを作れなかったことは事実だが、一方でG大阪にカウンターの機会を与えず、ペトロヴィッチ監督が最も警戒していたポイントである宇佐美、パトリックの二人に対してDF陣がしっかり対応した。
後半も前半と同様の展開が続いたが、…