神戸は後半、右サイドの守備を修正するも追加点を奪えず
横浜FMは神戸の3バックに対し、高い位置から果敢なプレスをしかけた。ただ、神戸もその裏を狙ったロングボールや岩波らのドリブル、4バックのスキを突くサイドチェンジで相馬がクロスまで持っていくなど攻勢を強める。8分、小川のプレスで小林がボールロスト。CKを奪うと森岡がマルキーニョスの先制ヘッドを呼ぶ正確なキックを披露した。
ホームの神戸は守備も整備されていた。渡邉が敵CBを追い、右SBの小林にボールが出れば小川が寄せ、相馬が連動。小林、藤本のラインにフタをし、攻撃の形を作らせない。ところが、右サイドで後手に回った。「僕のところにはあまりプレッシャーは来ていなかった」と話す横浜FMの下平は左利きの左SB。マークの受け渡しがうまくいかず神戸の右サイドの守備が機能しないと、横浜FMは左サイドから何度もチャンスを作った。そして40分、その下平が左サイドの高い位置でフリーとなり、正確なクロスを…