右肩上がりのチームに激震。再構築の必要あり
カカウとフォルランが抜けた6月。シーズン当初からパウロ・アウトゥオリ監督が掲げてきた「全員守備・全員攻撃」を浸透させるべく、チームは再構築を進めた。前線からの守備が機能し始めたディフェンス面では著しく失点を減らし、攻撃でもシュートの数自体は減ったものの、良い距離感でのコンビプレーが形として作れてきた。右肩上がりで迎えた前節の栃木戦(3○0)は、今季最も良いバランスを保って快勝。シーズン後半戦に向けてチームに希望の光が差し込んだ。その矢先、今節を前に激震が走った。2日、5日付けで長谷川のスペイン2部・サラゴサ移籍が発表されたのだ。1日と2日、チームは玉田と田代の2トップを紅白戦で試すなど、現場レベルでは長谷川の正式オファーを受け、長谷川が抜けたあとのチーム構成も模索はしていた。しかし、今節に関しては、…