監督の狙いを選手たちがピッチで具現化
3連敗中の京都と、9戦負けなしのC大阪。状況は対照的な両者の一戦だったが、結果は京都の完勝に終わった。勝因は“ハードワーク”と“守備”。特に後者は石丸新監督になって短期間ながらも改善を試みた部分。今節に向けたトレーニングにおいても、「全員で距離感を保ちながら」(石丸監督)のゾーンディフェンスに着手。試合を終えた選手たちは、「今までは個人個人で守りに行って、一人がかわされたらズレが生じていたけど、今日はプレスとカバーで連動して守れた」(伊藤)、「今日は単独で奪いに行ってはがされる場面も少なかった」(田森)と口々に話すなど、監督の狙いは選手に伝わり、ピッチで具現化された。
2分、京都は前線が機能した形で幸先良く先制すると、その後も試合を優位に運ぶ。守備での…