盤石の試合運び。この強さは本物
スコア以上に広島が強さを示した試合だった。立ち上がり、守備を固める横浜FMを攻めあぐねても、横浜FMにボールを保持される時間があっても、慌てることなく広島は攻撃のギアを上げていく。そして前半終了間際にゴールをこじ開けると、後半は鋭いカウンターからリードを広げて2-0の完封勝利。広島が勝ち点3を得るにふさわしい試合を見せた。
横浜FMは守備ブロックを固めて広島に対した。[4-4-2]のゾーンディフェンスを組み、広島の1トップ2シャドーはCBとボランチの4選手が監視して自由を与えなかった。そして両翼のミキッチと柏をSBとサイドMFの二人でケアして横浜FMは数的優位を確保する。「非常によく相手をコントロールできていた」と試合後にエリク・モンバエルツ監督も評価した通り、広島の強みを消す戦いができていた。
しかし、…