イランの勢いに圧倒された前半 約8万人収容のアザディスタジアムも、平日夕方開催のためフタを開けてみれば空席が目立った。とはいえ、それでアウェイ感が弱まったわけではない。日本は序盤からイランの前に出て来る勢いに押され気味。ボールを失うことを恐れていないような選手たちの積極性に、日本の選手たちは圧倒されていった。「結局、またシリア戦と同じような展開になった」(香川真司)と、5日前に戦った試合同様、前半の日本の攻撃は連係がかみ合わなかった。選手の距離間をキーワードに挙げ、前線は距離を縮める意識を見せたが、それ以外のボールを引き出す動きが少なかった。CBやボランチがボールを持てても、そこから効果的な攻撃に転じられなかった大きな理由だった。
前半終了間際には…