■セレッソ大阪
首位を倒すことで自信を取り戻す。闘志を燃やすC大阪、勝負の一戦
天皇杯4回戦・磐田戦(2○0)、J1第23節・柏戦(2○0)と、大熊新体制を連勝でスタートさせたC大阪だが、その後は、第24節で長谷川監督率いるG大阪に0-2、第25節で西野監督率いる名古屋に1-2と連敗。J屈指の名将二人に“大熊サッカー”を攻略され、完敗を喫した。3連敗は阻止したい今節だが、相手は現在首位を快走する浦和。
最近の浦和の勝ちっぷりは目を見張るものがあり、優勝に向かってひた走るチームの充実度は外からもうかがい知れる。率いるは、Jリーグを知り尽くすペトロヴィッチ監督。チームとしての成熟度、現在の勢い、指揮官のキャリア、そのすべてにおいてC大阪は旗色が悪い。ただ、だからといって、戦う前から白旗を上げることはない。「首位相手に勝つことで、自分たちの自信も取り戻せる。チャンスと捉えて、…
■浦和レッズ
優位に立つ浦和。良い状況であるからこそ、集中した戦いを
「チームが良いときだからこそ集中しないといけない」。いま、浦和にとって最も重要なことは、この西川の発言に集約されていると言っていいだろう。
ペトロヴィッチ監督が常に話しているように、豊富な運動量をベースにする浦和にとって、連戦はより厳しい戦いをしいられる。そのこともあるのだろう、26日のトレーニングは連戦の中での試合2日後ということもあり、ゲーム形式などは行わずに軽めの調整のみで終了。森脇は「フィジカルの回復も大事だけど、それと同じかそれ以上にメンタルの回復も重要」とペトロヴィッチ監督の言葉を代弁した。同時に「コンビネーションについてはたくさんやってきているから問題ない」と森脇が続けたように、何よりも疲労回復を最優先できるのは、…