■ガンバ大阪
「結果としてアウェイゴールを与えない引き分けもOK」(長谷川監督)
8年ぶりのリーグ戦6連勝。難敵・鹿島を破って飾ったこともあって、チーム状態は最高と言っていいG大阪。Jクラブで唯一、三冠に可能性を残しており、チームはまずナビスコカップに気持ちを切り替えた。
小林がA代表に招集された川崎Fと異なり、G大阪からの招集はゼロ。かねがね「一人でも多く代表に行ってほしい」と話す長谷川監督ではあるものの、ことナビスコカップに関しては「代表に抜かれていないので勝たないといけない流れになってきた」と優勝を目標に据えた感がある。
勝ち切る上で欠かせない攻撃力も、いまのG大阪には兼ね備わっている。J1前節・鹿島戦では…
■川崎フロンターレ
「勢い」があったからこその「失速」。川崎F、「自信」を取り戻せ
「いいチームは、今日のような試合を繰り返さない」。0-3という屈辱的な敗戦を喫したJ1前節・新潟戦後、ジェシはこう語った。しかし、前々節の仙台戦(1△1)から、自分たちの力を出し切れない試合を繰り返してしまったのも事実。「自分たちのやりたいサッカーに自信を持ってやっていたのに、自信と積極性がなくなってしまえばそれは失速」。大久保はチームに生まれた歪みを認めた。
「このサッカーで一番大事なのは自信」と風間監督は常々説いている。だが、この2試合はその「自信」がまったくといっていいほど見られなかった。大久保は「良いときの川崎Fは距離感が良い」と、チームの好不調を測るポイントとして距離感を挙げているが、…