■アルビレックス新潟
勢いは新潟にあり。上を見た戦いで鹿島を撃つ
勢いは新潟にある。鹿島が直近5戦で1勝2分2敗で4戦連続勝ちなしとなっているのに対して、新潟は3勝1分1敗。順位こそ劣るが、臆することは何一つない。今ゲームはシーズン終盤に向けて加速する新潟が、鹿島を襲う。
キーマンは前線に君臨する指宿だ。今夏、スペイン3部バレンシア・メスタージャから新潟に電撃移籍。海外からの“逆輸入”でJリーグ入りした。コンデションを合わせるまでに約1カ月を要したが、川又移籍後のチーム状況下で第22節・G大阪戦から先発出場。以来、FWの軸としてチームを支えている。
直近5戦で3勝を稼ぐ新潟だが、その陰には指宿の存在がある。第26節・名古屋戦でJ初ゴールを挙げると続く第27節・川崎F戦はアシストをマーク。前節・鳥栖戦では…
■鹿島アントラーズ
まずは一勝。勝ちなしのいまを乗り越える気迫を
浦和との直接対決(1△1)に勝ち切ることができず、残り4試合で首位との勝ち点差は『7』のまま。優勝という二文字を口にするのは厳しい状況になってきたが、それでもチームの雰囲気は変わらない。
「勝ち点を計算してもしょうがない。全力で戦ってど
うなるかというところに懸けるしかない」
監督が最も信頼するアタッカーである土居は、目の前の試合で勝利することに集中していた。
それもそのはず。リーグ戦では4試合未勝利が続き、10月の4試合で稼いだ勝ち点はわずかに『2』。それでも3位にとどまる幸運もある。まずは一つ勝利して、再浮上していきたい。
ただし、…