■FC東京
二ケタ順位は避けたい。ベストな布陣で臨む
FC東京は勝てば賞金圏内の7位がほぼ確定するが、敗れた場合はズルズル下位に沈んでいくことも考えられる(最低で12位の可能性あり)。タイトル獲得はもちろんのこと、もうトップ5入りもできない。もはや最後に付いた順位は、優勝に比べると見劣る賞金と印象の善し悪しだけの話かもしれない。ただ、やはり7位と二ケタ順位とでは、その響きは相当違う。
「最後にホームで負けてシーズンが終わるのは、今季全体もイヤな印象で終わってしまうと思う」(太田)。今季からスタートしたマッシモ・フィッカデンティ監督体制。一時は14試合負けなしと安定した成績を保っていただけに、前向きに来季へつなげていくためにも、ここで勝って終わることが必要。それは…
■横浜Fマリノス
リーグ最少失点の先に、3連勝フィニッシュがある
横浜FM守備陣が熱を帯びつつある。タイトル争いに加われなかった今季において、彼らはリーグ最少失点を目指している。ここまで失点28は文句なしでリーグトップ。FC東京戦を1失点以内で終えれば2年ぶりのリーグ最少失点チームとなる。
誰かが表彰してくれるわけではない。それでも「ちょっとした自慢になる」と話したのはここまでフルタイム出場でゴールを守るGK榎本だ。その前方に構える栗原も最少失点を強く意識している。「もちろんこだわっている。いつも試合が終わると順位だけでなく…