■松本山雅FC
臆する必要はない。松本、狙うは勝利のみ
いま振り返ってみても、昨年の天皇杯3回戦は彼我の差を感じた一戦だった。序盤こそある程度は狙いを持った試合が遂行できていたが、30分以降はFC東京の圧力の前に防戦を強いられ、後半は翻ろうされた。シュート数を見ても、松本の4本に対してFC東京は23本。スコアこそ0-2だったが、それ以上の差が確かにあった。あれから半年が経ち、両者は同カテゴリーとなった。もはや臆する必要はなく、アルウィンの助けを借りて、狙うのは勝利以外にない。
代表ウィークということもあり、FC東京は武藤、森重、太田、権田が不在で“飛車角抜き”の現状。ではそこに付け入るスキはあるかというと、そうではない。
「選手層の厚い…
■FC東京
代表招集と負傷で8人離脱。問われる底力
FC東京のマッシモ・フィッカデンティ監督は、松本との一戦に向けてこう語った。
「週末に向けては様子を見なければいけない。現在、代表6人に加え、林と平山を含めると8人は出場が難しい状態だからだ」
今節は日本代表に選出されているGK権田、DF森重、太田、FW武藤と、U-22日本代表のDF奈良、MF中島が不在。さらに負傷のFW平山、林が別メニューのため、8選手を欠く。石川についても「神戸戦で打撲を負って出血が見られた。出場に関してはまだ半々。数日あるので判断したい」と言う。
一方で…