■ジェフユナイテッド千葉
取り戻しつつある自分たちのスタイル
前節の札幌戦(1△1)は試合終了間際にネイツ・ペチュニクのゴールで引き分けに持ち込んだ千葉。2連敗中のチームにとって土壇場で勝ち点1を得た意味は大きく、試合内容としても価値があるモノとなった。
ここ数試合はプレスがハマらずに苦戦。攻撃面でも3人目の動きが乏しく、決定機を生み出せなかった。その中で、前節は自分たちのスタイルを取り戻しつつあることを証明。「われわれの戦い方としてボールを奪われてもすぐに奪いに行って奪い返す。ボールを持ったときには早いパスワークで攻めていく」(パウリーニョ)という、積極的な戦い方は序盤戦を彷彿とさせていた。改善の余地はあるが、今節もこの流れを継続することは必須。臆せず、自分たちのやるべきことを遂行すれば勝利への道が開けるはずだ。
ただ、チームにとって…
■アビスパ福岡
必勝パターンでフクアリ初勝利を目指す
福岡は10日にバルセロナBチームとの親善試合(0●5)を行った。“現場”ではなく“会社”主導で行われた試合だったため、週末にリーグ戦を控えたこのタイミングでの開催となり、また、主力もこの親善試合に臨まざるを得なかった。しかし、45分以上プレーした主力選手はおらず、試合まで中3日あることからコンディション調整に大きな問題をきたすことは考えにくいだろう。「この試合で得たことを次節の千葉戦に生かせるように良い刺激に変えていきたい」と城後が話すように、…