■柏レイソル
テーマは守備での動きの整理と奪ってからの速攻
柏はこの中断期間に守備の改善へ取り組んだ。1stステージの25失点はJ1でも6番目の多さ。栗澤が「無駄な失点、防げた失点がたくさんあった」と反省するように、奪われ方も含めて誰もが“もったいなさ”を感じている部分だ。ボールを持った選手に対して寄せる、カバーするという動きの整理が、チームにとって一つ目のテーマだった。
攻撃に目を向けるとレアンドロの神戸移籍が決まり、大津も負傷中。当面はやや薄い陣容で乗り切らなければならない。良い守備を“良い攻撃”につなげるための…
■サガン鳥栖
チーム全体が共有して、守備を連動させられるか
1stステージの最終節・広島戦(2△2)で引き分けたものの、リーグ戦5試合勝ちなしという状況が続いている。しかし「“プレスに行く、行かない”のチームとしての統一した判断は良くなっている」と菊地が話すように、前から追うスタイルを意識するあまり、背後を取られて失点するケースは減っている。中断期間の2週間でも「共有して守備を連動させること」(森下監督)をテーマに取り組んでおり、選手たちも一定の手ごたえを感じ取っている。取り戻しつつある自信を確たるモノするために、必要なのはやはり結果。そういう意味でも2ndステージの開幕戦ということ以上に、鳥栖にとっては重要な一戦だ。
柏は「ポゼッションしてくるチーム。コンセプトが…