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サプライズはあるのか!? 12日発表の日本代表23人を大胆予想

2014/5/7 12:00



文:元川悦子

 12日の2014年ブラジルワールドカップ日本代表メンバー発表まであと5日。欧州リーグは残り1〜2試合、Jリーグのアピールの場も10日のJ1第13節を残すのみとなり、ザッケローニ監督の中でも大枠はほぼ決まっているだろう。98年フランス大会から毎回のように悲喜こもごもがあったメンバー発表だが、今回は果たしてどうなるのか。ポジションごとに分析してみたい。

GK/川島、西川は確実。残るは第3のGK

 まずGKだが、2010年南アフリカ大会ベスト16進出の立役者である川島永嗣(リエージュ)とJリーグナンバーワン守護神・西川周作(浦和)の選出は確実。問題は第3GKだ。

 順当ならば、2012年ロンドン五輪代表の権田修一(FC東京)が選ばれるはずだが、彼は好不調の波が激しく、不用意なミスを犯すことも多い。4月の国内組合宿でザック監督が林彰洋(鳥栖)や東口順昭(G大阪)とともに権田を招集したのも、一抹の不安があるからだろう。

 国際経験値を考えると、イングランドチャンピオンシップのプリマスやベルギー3部のシャルルロアでプレーした経験を持ち、194㎝という高さを誇る林も捨てがたい。南アの時のようにベテランを呼ぶ案もあり、楢崎正剛(名古屋)を押す声もあるだけに、最後の最後まで分からない部分は少なからずある。

 現状では8割方、権田と見ていいだろうが、10日の徳島ヴォルティス戦まで安定感あるパフォーマンスを維持することが絶対条件となる。

DF/伊野波よりも細貝が優勢か

 DFはケガの吉田麻也(サウサンプトン)と内田篤人(シャルケ)、予想外の不調に陥っている今野泰幸(G大阪)と懸念材料は多いが、ザック監督が彼らを外すことはないはずだ。センターバックの吉田、今野、森重真人(FC東京)、サイドバックの内田、長友佑都(インテル)、酒井宏樹(ハノーファー)、酒井高徳(シュツットガルト)の4人は当確と見られる。

 問題はもう1人のセンターバック。これまでは伊野波雅彦(磐田)が選ばれてきたが、今季J2でプレーしている彼の状態はそれほどいいとは言えない。ザックジャパン4年間を通しても出場機会が少なく、国際経験を積む機会も少なかった。その点、ボランチもDFもできる細貝萌(ヘルタ・ベルリン)は球際に強く、ブンデスリーガのスピードと当たりにも慣れている。彼をDF枠で選んだ方が得策だろう。

守備的MF/空いたボランチ枠には青山が滑り込む

 そうなるとMFのボランチ枠が1つ空く…

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