アギーレ、告発。協会はどう動くか
アジア杯に臨む23人が発表された8時間後、事態は急変した。
八百長問題の渦中にあったハビエル・アギーレ監督がついに、スペイン検察当局に告発された。2011年5月のレバンテ対サラゴサ戦。サラゴサが勝利し1部残留を決めたその試合での八百長疑惑だ。当時サラゴサを指揮していたアギーレ監督は、イグレシアス会長(当時)からボーナスという名目で金銭を受け取り、クラブを経由してさらに膨大な金額がレバンテの選手たちに支払われた。これが今回の告発状の内容だ。
この中でアギーレ監督は、クラブ間を取り持つような形で関わったとされている。当然今回の告発後は捜査、さらには裁判への出頭も命じられる可能性が高い。これまで「何も問題はない」と一貫して疑惑への関与を否定してきたメキシコ人監督。15日のメンバー発表会見でも、「アジア杯では競技のみに集中して臨みたい」と懸念を一蹴していた。そんな矢先に告発の事実が飛び込んできた。アジア杯開幕まですでに1カ月を切っている。代表チームへの影響が、日に日に高まっていく可能性は否定できない。
日本サッカー協会は…