今季のJ1移籍動向の特徴・トピック
1、スタイルを根付かせた監督の交代
2、“乱獲”とも言える浦和の積極補強
天皇杯決勝の開催が12月13日となったこともあって、今季のオフは長い。例年とは異なり、この時期にすべてのクラブがオフに入った中、逆に熱を帯びているのが“ストーブリーグ”での動きだ。
まず、今季限りでの指揮官退任が決まっていた来季J1・5クラブ(柏、鳥栖、横浜FM、神戸、甲府)は、16日の横浜FM(エリク・モンバエルツ氏、監督就任基本合意)、鳥栖(森下仁志氏、監督就任)の公式リリースをもって次年度の“トップ”が誰になるのかすべて発表された。選手が移籍先を決める、あるいは契約延長をするか否かを判断する上で、「来季の監督は誰なのか」という点の比重は大きい。空いている監督の座に誰が就くのか。これはいち早く決定させるべき事項であり、その点で過度な遅れを取るクラブはなかったと言えよう。
5クラブそれぞれを見ていくと…