補強ポイント1 監督が志向するサッカーに適した人材の確保
補強ポイント2 過密日程に耐え得るだけの質と量の強化
新体制もスタイルの浸透に不安なし
あくまでも現段階での見方になるが、柏の補強は新体制の志向を色濃く反映させたモノになった。加入した6名の選手のうち5名が下部組織出身者であり、大津祐樹も元々は柏でプレーしていた選手である。吉田達磨監督を据えた目的の“トップチームと下部組織の融合”ということを考えれば、それを補強の上でもはっきりと示したと言える。
以前からJリーグの中でも多かった下部組織出身者の数は15人まで増加した。今後、シーズンのスタートまでに割合は変動するにしても、2種登録の選手を含めれば全体の過半数を占めると思われる。新たな監督になったとはいえ、いまのところはダイレクター時代かアカデミーの指導者時代に接点を持ったことのある選手ばかりで構成されており、体制が変わってもそれほど戸惑いを感じることなくスタートを切れるはずである。
しかし…