アジア杯ベスト8敗退（2015アジア杯）/日本代表の軌跡

八百長問題ばかりが注目された日本代表。本田と香川のPK失敗でアギーレ体制終焉

2015年アジアカップ

　2014年ブラジルワールドカップで1分2敗の1次リーグ最下位に沈んだ日本が再起を賭けて招聘したのが、同大会でメキシコを16強へ導いたハビエル・アギーレ監督だった。新指揮官は武藤嘉紀（FC東京）ら若手抜擢に熱心で、世代交代に意欲を示したが、自らのスペイン・サラゴサ時代の八百長疑惑が露見。メディアからの追求が厳しくなると、徐々にベテランの呼び戻しを強化。2015年1月のアジアカップ（オーストラリア）は必勝態勢で挑むことを決断する。だが、準々決勝・UAE戦で1−1のまま大苦戦を強いられ、PK戦を本田圭佑（ミラン）と香川真司（ドルトムント）の失敗によって敗戦。96年UAE大会以来の8強止まりというまさかの結果に終わった。直後のバレンシア予審裁判所の告発受理によって2月3日、契約解除が決定。新体制はわずか5カ月で終焉を迎えた。


　ベスト8を狙ったブラジル大会で・・・

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