苦しむなでしこ。不足した局面の判断と精度
試合後、佐々木則夫監督は、内容的には悪くなかったことを強調しながら、勝負どころで幼稚さや甘さが出たことを指摘した。初戦・北朝鮮戦に比べて気温が高くなかったこと、韓国が前からのプレスよりはブロック気味の守備を敷いたこともあり、前半から日本は高い位置を取って自分たちのペースで試合を進める。その中で30分、CKの流れから中島依美がミドルシュートを決めて先制。CB田中明日菜を中心に、ワイドに組み立てる日本の攻撃の方向性は悪くなかったが、韓国のブロック内に縦パスを入れていくところでミスパスや受け手のボールロストが目立ち、そこから危険なカウンターを受けていた。
54分の失点場面は・・・