アグエロ、ファルカオ、岡崎……点取り屋の得点パターンを見逃すな!
8月8日に開幕するイングランド・プレミアリーグ。昨季王者チェルシーの“包囲網”や岡崎慎司のレスター移籍など、見どころは多い。そこで今回はJリーグ随一の欧州サッカー通で、大宮アルディージャ所属の播戸竜二にプレミアの魅力を語ってもらった。J2最年長ハットトリックをマークした熱血漢が注目するストライカー、そして今季の優勝予想やいかに……?
聞き手:茂野聡士/写真:宇高尚弘
■プレースピードの速さに要注目
―播戸さんはオフに現地観戦するなど、Jリーガーきっての欧州サッカー通として知られますが。
「そうですね! 現地で見て強烈に覚えてるのは02年、イナ(稲本潤一/現・札幌)がいた頃のアーセナルですね。当時のアーセナルは黄金期で、アンリ、ベルカンプ、ピレス、ビエイラに、最終ラインはアダムスやアシュリーコールなどがいて、一番輝いてた時期です。ちなみにジェファーズって期待された若手もいたけど、そいつはあんまり伸びへんかった(笑)。その後はモウリーニョが来て勝てるようになったチェルシー、僕がガンバ時代に(08年のクラブW杯で)対戦したマンチェスター・ユナイテッドなどは、ずっと注目し続けてますよ」
―さすが! いきなりスラスラと選手名が出てきましたね。播戸さんが見るプレミアの魅力はどこにありますか?
「何より、体のぶつかり合いの激しさ、互いのゴールに迫る速さやと思います。あとピッチも適度に濡れてるぶん、パスの球足も速いんですよね。プレースピードが上がるから、見ていてめっちゃ楽しいですよね」
■アグエロは速さ・強さ・巧さ全て抜群
―今回のプレミア特集のテーマとして「ストライカー・播戸竜二が見るプレミアの点取り屋論」を語ってもらえればと思います。
「プレミアでストライカーが活躍するのは相当難しいやろな、と思いますね・・・